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国民健康保険が払えないとどうなるの？

サラリーマン以外の人は、国民健康保険に加入して自ら保険料を納めていると思います。
それにより、健康保険証を持つことができ、病院での治療費負担が3割で済むわけですが、この健康保険を利用するための国民健康保険料、かなり高額な場合もあって支払いをしていない人も多いんだとか。国民健康保険料を支払わないとどうなるのでしょう。

国民健康保険未払いの場合の流れ

自治体により対応は違いますが、たいてい支払い期限を1ヶ月も過ぎるとまずは督促状が来ます。

その上で何か月も支払いがないようだと、電話や文書によると催告や担当者の訪問が行われます。（担当者とは市区町村から委託を受けた民間業者の場合が多い）
たいてい1～2か月の滞納であれば大きな問題ではありませんが、半年や1年を過ぎると厳しくなっていきます。

そしてさらに未払いを続けると、保険証の更新時に窓口に受け取りに来るようにという通知が来ます。

保険証は有効期限があるため更新が必要になりますが、未払いの期間中は新たな保険証の発行がされず、有効期間の短い保険証（短期被保険者証）が通常の保険証の替わりに渡されることになります。
もちろん全額でなくても構わないので、少しだけでも支払えば支払いの意思があるということで、有効期間の短い保険証が発行されるという形です。

有効期間は最短1ヵ月からあるようですが、どの位の期間のものが発行されるかはケースバイケースということになるでしょう。

健康保険を利用するためには、全額でなくても構わないので少しずつでも支払いの意思を見せるということが大切なようです。

また、健康保険料は高い上に滞納すると延滞金が加算されます。何年も支払っていない場合は数十万円単位の延滞金がつくこともあります。

納付相談をするなど納付の意思を見せずに滞納を続けると、最終的には滞納処分（財産の差し押さえ）が行われる可能性があります。

ちなみに、国民健康保険の発行は市町村単位なので、引っ越しをして他の市町村に移れば新たに健康保険証を発行してもらえるようです。
ただし、もちろん引っ越し前に滞納があれば、その支払い義務は引っ越しをしたからといって消えるものではありません。

（参考リンク）国民健康保険中央会