携帯料金(ドコモ、au、ソフトバンク)が払えないとどうなるの?
日本の携帯電話の普及率は100%を超えており、片時も手放せないという人も増えています。
そんな携帯電話の料金が支払えない(滞納した)場合どうなるのでしょう。
詳しく見ていきましょう。
※ドコモ、au、ソフトバンクいずれも流れは一緒です。
携帯代が払えない時の流れ
支払期限を過ぎる~利用停止
毎月の携帯電話料金の支払期限までに料金の支払いができないと、一般的に2週間程度で登録してある住所宛てに「~日までにお支払いください。そうしないと利用停止になりますよ」といったハガキ(料金未納の督促)が届きます。
ここまでは良くあることなので、そこに記載されている「利用停止予告日」(だいたい支払期限が過ぎて1か月後くらい)までに料金の支払いをすれば全く問題ありませんが、その期日を過ぎても未払いが続くと携帯電話が利用停止になります。
利用停止になると、電話やメール、インターネットなどが使えなくなります。
(Wi-Fi利用なら引き続きネットやSNSなどは利用できます)
そして、その期間に誰かがあなたに電話すると音声ガイダンスにより「お客様の都合によりおつなぎできません。」というメッセージが流れるようになります。
ただし、利用停止になってもコンビニなどで料金を支払えば、即座に利用停止が解除されて再び利用できるようになります。
利用停止~強制解約
そして、料金滞納から2~3か月すると強制解約になります。つまり、利用停止から1~2か月後ということです。
この場合、音声ガイダンスは「お客様のおかけになった電話番号は現在使われておりません。」というメッセージが流れるようになります。
強制解約の前には「契約解除のお知らせ」といった内容のハガキが届き、そこに強制解約の日付や個人信用情報機関へ登録などについても書かれています。
そしてこの場合、解約された携帯電話会社に滞納している料金を全額納めない限り、最長で5年間、どの携帯電話会社とも契約ができないと言われています。
これは各携帯電話会社間で、こうしたいわゆるブラック情報の共有しているからです。
例えば、ドコモで強制解約になったからといって、ソフトバンクで新たに契約しようとしてもできないということです。
料金を支払えばブラック情報は消え、契約できるようになります。
(ただし、滞納で強制解約された場合でも、他社なら契約できる可能性があるようです。これは実際に契約しに行ってみないとわかりませんが、契約できたという報告もあります。
しかし、携帯端末の分割払いには応じてもらえず、一括購入するしかなかったようです。)
債権回収
料金を滞納していると最終的に携帯電話が利用停止になり、契約が強制的に解約されるところまでは説明しました。
それでは、その滞納している料金はどうなっていくでしょうか。
強制解約されたからといって支払い義務がなくなるわけではなく、携帯電話会社から委託された債権回収専門の会社から督促状(内容証明)が届いたり、電話がかかってきたりするようになります(※「債権回収会社とは?」)。
また、延滞金には年利14.5%の延滞金が加算されます。
これは消費者金融なみの金利ですから、長期間放っておくと返済額は結構増えてしまいます。
そして、それでも未払いを続けていると、携帯電話会社は法的な手段に出る場合もあるようです。
とはいえ、携帯電話の滞納は通常数万円程度のことが多いので、そこまでいくことは殆どありません。
ここまでいくのは、滞納額がよほど高額で、本人によほど誠意がない、あるいは悪質と判断されたケースだけです。
まれなケースではありますが、裁判所から支払命令書が届いた場合、それを無視するとその命令書が届いてから2週間後に債務が確定し、価値有る財産を所有している場合は差し押さえの強制執行が行われることになります。
端末の滞納にも注意
携帯電話の料金滞納で注意しておきたいのが、携帯電話本体の支払い分も滞納しているかどうかということ。
つまり、クレジット契約の分割払いで携帯電話機を買い(携帯本体を一括払いで買っていないということ)、その支払いがまだ残っているかということ。
(最近では、携帯電話代は月々の利用料金と端末の分割払い料金をセットで支払う方式が多い。)
この場合、携帯電話料金だけでなく、携帯電話本体のローン契約まで滞納していることになり、3カ月以上滞納すると、携帯電話会社だけではなく、クレジット会社の信用情報のデータベースにも記録されることとなってしまいます。
そうなると、代金を完済しても5年間は記録が残ってしまい、最悪その間は新たにクレジットカードを作ることが難しくなったり、住宅ローンや自動車ローンも組めなくなってしまう恐れがありますから注意しておく必要があります。
こうした携帯端末の料金滞納でブラックリストに載った人の数は、2013年末で約275万件に達し、この3年間で3倍に膨らんでいます。
解決策
携帯料金が支払えないときに考えられる解決策は主に次の3つです。
リスケジュールを相談する
支払いが難しいときは、携帯会社に早めに相談し、支払いのリスケジュールをお願いしましょう。
格安プランや格安スマホの利用
毎月の負担が重い場合、格安プランや格安スマホに変更するのも有効です。
家族や友人に相談する
一時的な支援を頼むことも手です。信頼できる人にサポートをお願いしてみましょう。
まとめ
携帯電話の支払いが滞ると、想像以上に生活に支障が出てしまいます。
早めの対策と、計画的な利用を心がけることで、リスクを回避しましょう。
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